鎮痛薬には、
*非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)
ロキソニン・アスピリンバッファリン・セレコックス・ボルタレン・ナイキサン
*エルゴタミン製剤
クリアミン
*トリプタン系薬
イミグラン・ゾーミッグ・レルパックス・スマトリプタン・マクサルト・アマージ
*オピオイド
麻薬性鎮痛剤
など、反復性緊張型頭痛、偏頭痛に服用されますが、
頻回に服用することで、
新たな頭痛が発現したり、
頭痛が悪化したりする場合が多くあります。
「薬物乱用頭痛」と呼ばれています。
ほぼ毎日のように頭痛が起こり、「薬物抵抗性」となってしまいす。
一般に薬局でも入手できるOTC薬には、
鎮静成分が単一成分のものと複合成分の薬があります。
単一成分である、
ロキソニンS(第一類医薬品)・バイエルアスピリン(指定第2医薬品)などの
単一成分の場合では、
3ヶ月以上にわたり15日/月以上の服用で、「薬物乱用頭痛」となります。
複合成分の場合、
新セデス錠(指定第2類医薬品)・ロキソニンSプレミアム(第1類医薬品)など、
10日/月以上の服用で「薬物乱用頭痛」となる。
いずれも1日の服用回数は1回でも3回でも診断基準には問われていません。
服薬を中止して一時的に改善されるのは、
全体の70%で、
再び発症するのが、
改善された70%中、4割とされています。
鎮痛剤の長期服用で新たな頭痛が発症、悪化するだけでなく、
新たの病気も発症する原因となります。
また、
鎮痛剤だけに限らず、
標的だけに対処し病状を抑制する薬は、
目的への効果と引き替えに、新たな病気の原因を作り出す。
また、
薬だけにとどまらず、
今の生活自体が、
栄養不足、ダイエットには、筋肉強化にはアミノ酸プロテイン
便秘がちなら、下剤、食物繊維健食
骨粗しょう症には、カルシウム、コンドロイチン、グルコサミン
風邪や感染症予防には、殺菌、アルコール除菌
美容、アンチエイジングには、ホルモン剤、ホルモン様健食
など、
便利で簡単に解決できる生活が習慣になってしまい、
そのために、
自分自身の健康をいつの間にか失っているとは気がつかない。
自分の体と心を守るためには、
自分自身の体質を知ることから始まると思いませんか?
病気は、
自分自身の体質の悪化と、
生活環境、自然環境により作り出されてしまうものなのです。
三鷹の漢方薬局 廣寿堂-KOJUDO