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西新宿 彩旬亭

不眠症・不安神経症

五臓は協力と抑制の関係
漢方では、

肝・心・脾・肺・腎

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怒・笑・慮・悲・恐

五臓と精神には関係があります。

精神を統括しているのは「心」であるとされます。

不安や不眠は、

五臓のバランスの乱れと「心」の不調から生じるのです。

 

寝る前に睡眠導入剤や睡眠薬を飲み、日中は向精神薬を服用している方が多いようです。

薬に頼り過ぎてませんか?

同じ薬ではだんだん効かなくなってくる。

量が増えたり、強い薬になってきます。

 

自分の今の体質を知るポイントは?

〈ポイント〉

*寝付きが悪い・眠りがあさい・目が覚めやすい

*夢をみる・みない

*体が熱い・冷たい

*足がほてる・冷たい

*疲れている・いない

*布団の中でじっと動かない・ごろごろ動く

*動悸がする・しない

*胸が息苦しい・息苦しくない

不眠となる原因の体質を鑑別するために、ご自分の普段の状態を観察してみて下さい。

一人ひとりの体質に合った漢方薬で、スッキリとした睡眠へと導くことができます。

枕やマットを変えるのではなく、ご自分の体質の偏りを改善してあげましょう。

漢方薬は必ず改善へと導くことができます。

 

漢方薬は、内臓の陰陽バランス、気・血・水の巡りを改善するために、

一日3回の服用が必要になります。

眠りが良くなってから、

しばらくは一日3回の服用を続けて体質を安定してあげましょう。

その後は、ご自分のセルフケアとなります。

体調が悪くなりそうな状態を見極めながら、その都の度漢方薬服用が必要です。

失った健康は、いつも取り戻せるとは限りません。

日頃の危機管理がご自分の健康を守ります。

「健康は一日一日の積み重ね。」

 

不安感が強まっていませんか?

ますます眠れなくなっていませんか?

 

〈不眠症辨証〉



実証《邪気の盛んな時の証候》


①心火熾盛

心の熱でこころが落ち着かない

②肝鬱化火

肝のストレスで熱となりイライラ

③痰熱上擾

胸苦しく胸を掻きむしりたくなるような塞がり

④胃気不和

胃の腹滿感と胸圧迫感

⑤血於阻滞

イライラ夜通し目が冴える

⑥寒邪湿滞

足が冷たく寒くて眠れない

 

虚証《正気の虚衰で邪気をさけられず局部的または全身的に機能が減弱した病態、身体的に衰弱を呈する病態》


⑦肝血虚陽亢

あれこれ考えてしまいとろとろ眠る

⑧心陰虚火旺

不安で動悸したり顔がのぼせてしまう

⑨心血虚

動悸がし、眠れず夢が多く目が覚めやすい

⑩心脾両虚

疲れやすく食欲もなく息切れしやすく動悸し、ねつきが悪く夢が多い

⑪心胆虚驚

疲れやすくビクビクして動悸し、寝つけず寝た後もびくっとして目が覚める

⑫心腎陽虚

寒がりで疲れやすく、時に動悸し足が温まらない。

夜間に頻尿になり眠れない

 

東京都三鷹市の漢方薬専門 廣寿堂薬局は、

お一人お一人の原因となっている体質に合った漢方薬をご提案致します。

お問い合わせ下さい。→☎0422-46-8003

 

 

廣寿堂薬局