お客様の声「足の腫れ」リンパ浮腫
一日中立ち仕事の職業なのですが、いつからか足がとても重く感じるようになり、階段の上り下りに支障が出るまでになりました。
そんなある日、お風呂上りにふと自分の足を見たら、左足が右足の倍くらいにふくれているのがわかりました。
同じ時期に、足の甲に水ぶくれのようなものがいくつもできて、かゆいものですからかき壊して傷にしてしまっていました。
どうしたものかと思ったのですが、こちらで診ていただくと、食べたものがきちんと消化できないために水がたまり、それが引き起こしている症状だと説明を受けました。
足が重かったのは、いらない水がたまっていたんですね。漢方のおかげで足は元通りの太さに戻り、今では階段の上り下りも軽くできるようになりました。
■廣寿堂からひと言
漢方では「水」というのは津液(体に必要な正常な体内のすべての水液)をいいます。
逆に不必要な水液を痰飲と現します。リンパ液は必要な水液ですが、むくみ・腫れや痰などの原因となる水液は不必要な水液ということです。
この方のむくみは朝はやや軽減され、仕事中から仕事が終わり夜になると悪化しておりました。
ストレス(気滞)や疲れる(気虚)によって水液代謝と全身への巡りが停滞してしまうようでした。
人の体を構成する「気・血・水」の巡を主に担うのは肝臓の疏泄(そせつ)という働きになります。
大学病院で悪性リンパ腫の疑いで検査をしながら、廣寿堂で漢方治療をいたしました。
病院から可能性があると言われると、やはりはっきりするまで検査は必要ですね。
この方は漢方治療で状態は改善され、幸い癌ではなかったようでした。
ですが、体質的にリンパが腫れやすい病証があり、大病の予防のための危機管理は続けて行く必要がありますね。
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