漢方治療での基本である人が本来持つ「自然治癒力」とは、
今しきりと話題となる免疫力であり防衛力です。
病気にならないための力、病気を防ぐ力、病気を早く治す力、健康に生長するための力です。抗生物質や抗菌剤、さまざまな治療薬(新薬)に頼り過ぎていると、本来の自然治癒力は減退してしまいます。また食事が偏り、アミノ酸サプリ、プロティン、健康食品が多い食生活では、筋肉強化やダイエットが上手くいっても、自然治癒力は養えません。
そしてホルモンバランスや自律神経の乱れ、アレルギー疾患の原因となります。
自然治癒力は疲れがたまり、寝不足が続き、ストレス不安が続くと低下してしまいます。
また自然の摂理でもあり、加齢とともに減少していきます。
自然治癒力が減少すると、今まで大丈夫だった環境の変化などにも対応できなくなり、体と心のバランス調整が崩れやすくなります。
自分でコントロールしていた感情を抑えるなどが出来なくなってしまいます。
「切れやすくなる」「やる気を出せない」「集中出来ない」などの精神的症状も自然治癒力の低下と伴に現れす。
歳をとると「子供に戻る」とよく言われますね。
漢方では自然治癒力を養うには、先天の元気を蓄える「腎」。
後天の元気である食べ物から受ける元気「脾」。
そして天空の元気を受け取る「肺」の機能を高め保つ必要があります。
特に先天の元気を蓄える腎を補うことが、
他の脾・肺、その他臓腑の健全な機能維持に欠かせません。
飲食物では補う事が難しい「腎」を養栄するための漢方薬を「補腎薬」といいます。
元気で健康に長生きをするための自然治癒力の維持には、先ず「補腎薬」です。
子孫繁栄、元気な子宝を授かるためにも要となる漢方薬です。
自然治癒力を高め、
歳をとっても、ウイルス、細菌、環境の変化に負けない体と心を手に入れておきましょう。
人が本来それぞれ持つ自然治癒力は、「原因が解らない、解っていても治らない病気」を改善するための基盤となります。
→東京都三鷹市の漢方薬専門 廣寿堂薬局