①痛みは、「気・血・水」の滞った部位で発生する。
人の体を構成する「気・血・水」のめぐりは肝の疏泄作用によって維持されています。
そしてまた、
気は腎・肺・脾
血は心・肝
水は腎・脾・肺
それぞれの臓器と三焦(リンパ)による代謝、運搬機能により保たれます。
②痛みは、よく動かす部位、ストレスがかかった部位で発生する。
膝や腰、関節などよく動かし、負荷がかかる部位の骨、軟骨、筋肉の疲れ消耗が痛みとなりますが、
骨、軟骨、筋肉の代謝、生成は、内臓の働きによる「気・血・水」が充実していなければ、維持出来ません。
③痛みは、弱った内臓とつながる部位で発生する。
体の表面部位と内臓は、経絡《全身に分布し気血をめぐらせて生体の恒常性を保っている機構で、経脈と絡脈とからなる》によってつながっています。
内臓疾患により、つながる部位に痛みを感じてしまいます。
例えば、膝の裏は腎とつながっています。膝の内側は肝とつながっています。
④痛みは、冷えや、湿気や、熱や、細菌やウイルスが侵入停滞した部位に発生します。
冷房に同じ方向から常に当たっていると、弱っている箇所や血流が悪くなっている箇所などに痛みが出る。
雨降りに長時間歩いたりすると、足腰や肩関節などが痛くなりやすいですね。
のどにウイルスが停滞侵入するとリンパが腫れて痛いですね!
人は、外からのさまざまな邪の侵入を防ぐ力「営衛の気」を持っていますが、疲れ、ストレス、加齢などで弱ってしまうと簡単に侵入されてしまいます。また侵入されても痛みや病気にならないための力「自然治癒力」も備わっています。
痛みを我慢するのはとても辛く、体と心の体力を消耗していきます。
痛み止めや神経ブロックを繰り返し服用しても、痛みの原因を解決しなければだんだんと悪化してしまう。
グルコサミン・コンドロイチン・カルシウムなどの服用も良いと思いますが、吸収され代謝さり骨軟骨となるための内臓機能が健康であることのほうが大切です。もともと元気で動き過ぎるために痛みが出るという方も多いようです。ご自分の状態に合わせた運動を心懸けたいですね。
痛みは、体と心の危険信号です。
対象療法だけでなく、ちゃんと痛みの原因を解決してあげましょう。
そして人が本来持つ力「営衛の気」「自然治癒力」を高め保持してあげましょう。
まずはご相談下さい。
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