冷房が効いた場所や乗り物から暑い外に出ると、
頭痛が始まる。
または、
ぼーとのぼせる。
ふらふらする。
立っていられない。
意識が遠のく。
などの状態になることがあります。
体が冷え切っている状態で、暑い外とにでるとどうなるのか?
漢方体質による違いとは?
①陽虚証 体を温める力が不足している体質
冷房ですぐ冷えてしまい、寒くて上着などを手放せない体質です。
逆に暑さにも弱く、
汗がでるとふらふらしてしまいます。
冷えている状態から暑い外にでると、
のぼせてしまい、
頭痛がはじまり、
首から上は熱くなり、
汗がでてくるとぞくぞく寒気が強くなる。
②実寒証 寒がりではないので冷やしてしまう体質
冷房の中にいても寒さは感じない、
素足袖無しでも平気で過ごせます。
そのために、
実際はすごく冷えてしまっています。
暑い外にでると、
体の中に熱がたまってきても、
表面の汗腺が冷えて硬く閉じているため、なかなか汗が出ない。
体の中の熱は、
上昇して激しい頭痛になります。
③気虚証 疲れやすく汗をかきやすい体質
暑いとすぐバテてしまいます。
疲れたり、油断すると冷房で風邪をひいてまいます。
暑い外ににでると汗がだらだら流れ、
体や頭ががぼーと熱くなり頭痛がはじまります。
体を支えることが出来ず、
座り込んでしまう。
冷房と外の寒暖差は、
体質の違いはありますが、
体には大きなストレスとなります。
熱がある、頭痛がする。
病状は同じでも、
原因となる体質「病証」が違います。
漢方では、
「病証」に合った漢方薬を選び、
根本的な改善をすることで、
病状を繰り返さない体質の維持を目指し、未病を防ぎます。
ご自分の体質を知ることから始めましょう。
三鷹の漢方薬局 廣寿堂-KOJUDO