紫外線には、波長の長い順に
1)UV-A(紫外線A波)
2)UV-B(紫外線B波)
3)UV-C(紫外線C波)
波長が短いほど障害性が高くなり、
3)UV-C(紫外線C波)は、
殺菌灯などに使われていますが、オゾン層に遮断され地表には届かない。
地上には、
少量の2)UV-B(紫外線B波)と、
大量の1)UV-A(紫外線A波)が届いている。
紫外線は、
皮膚の急性障害を引き起こす原因しなり、
長期的には、
シミ、シワの原因になります。
また、白内障や皮膚癌の発症に影響があるといわれております。
紫外線を予防するための、
日焼け止め(紫外線防止剤)には2種類あります。
①紫外線散乱剤
②紫外線吸収剤
①紫外線散乱剤は、
酸化亜鉛・酸化チタンなどが主成分となり、
その粉末が紫外線を吸収散乱することで、皮膚への到達を防ぎます。
アレルギー反応、炎症を起こすことがほとんどないとされております。
*酸化亜鉛の方が日焼け止め効果は高い。
*酸化チタンの方が金属アレルギーを起こす可能性が低い。
*塗ると比較的白く見えるというデメリットがある。
②紫外線吸収剤は、
メトキシケイヒ酸オクチル・ジメチルPABAオクチル・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン・オキシベンゾン-3
など、
有機系化合物が、紫外線を吸収し皮膚へ届くのを防ぎます。
比較的かぶれやすとされます。
*メトキシケイヒ酸オクチル・オキシベンゾン-3が、特にかぶれやすい。
以上より、
お肌が弱い方や、小児には、①紫外線散乱剤がいいですね。
「紫外線吸収剤不使用」と表示されている日焼け止めがお薦めです。
日焼け止めの効果は、
SPF及びPAで表示されています。
SPFは、UV-B(紫外線B波)を防ぐ指標
PAは、 UB-A(紫外線A波)を防ぐ指標
日常性では、
SPF 15~20、PA++ くらいで充分効果があるといわれております。
しかし、
お日様は健康の源でもあります。
日焼けはさけた方が良いのかもしれませんが、
お日様を浴びることも必要です。
お散歩は午前10時こらいまでが良いですね。
そして、漢方薬で
体の中の代謝をしっかり調え、
皮膚表面の防衛力を高めてあげておくことも、
健康でより美しく長生きするための根本的な対策ですね。
お肌は体の中の鏡です。
三鷹の漢方薬局 廣寿堂-KOJUDO