結膜下出血は、それ自体は重大な病気ではないということですが、
出血が吸収されるまで、
目が赤く染まり恥ずかしいですですね。
また漢方では、
白目は肺と、
血絡は心との関係があります。
そして、
目は、
五臓六腑の精気が集まる箇所です。
結膜下出血を繰り返す方の多くは、
五臓の肺・脾・心・肝・腎の疲れやストレスと関係があります。
疲れやすく、
或いはのぼせやすく、
ストレスを感じやすく、
血流が悪くなりやすい体質です。
疲れやすい体質は「脾肺の気虚」など
*気が不足すると血管が弱く血が洩れやすくなります。
のぼせやすい体質は「脾肺気虚発熱」「心肺気陰両虚」「肝腎陰虚火旺」など
*のぼせると気が上昇して熱となり出血しやすくなります。
ストレスを感じやすい体質は「肝気欝結気滞」など
*ストレスを感じると気の流れが停滞し、血管が切れやすくなります。
血流が悪くなるのは「心肝気滞血瘀」など
*血流が悪いと血管が切れやすくなります。
ご来店頂いた40代女性の方は、
「美容院でパーマをかけるなどしていると目が真っ赤に出血してしまう」ということでしたが、
廣寿堂の漢方薬を服薬頂き、
現在は全く気にならなくなったということです。
同じ結膜下出血でも、
その方の原因体質が違う場合は、
漢方薬も違ってきます。
そのため、
必ず漢方問診による鑑別が必要です。
繰り返し出血してしまう。
或いは、
なかなか出血が吸収されない。
などの症状を早く改善することは、
さらなる重大な病気の予防にもなりますので、
どうぞごお早めに相談ください。